以前、タレントの松村邦洋さんが、「風邪の季節は鼻うがいをしています」といって、
みずから考案した「ピロピロ鼻うがい」なるものを披露していました。
鼻うがいとは、鼻から水を吸い口から出す 「うがいのようなもの」 ですが、
科学的に効果があるか? というと・・・
鼻呼吸の通路をスッキリさせることで呼吸が楽になるため、
その点においては、効果がある。
・・・ということは確かなようです。
風邪やインフルエンザ対策としての「うがい」に対しヨーロッパやアメリカでは、
ウィルスなどが体内に一度入ってしまうと、増殖率などを考えれば、
うがいをしたところで意味はないとの考えです。
うがいの習慣は、実は日本だけの習慣なのです!
日本においては、医師の間でも見解が分かれるところのようです。
通常のうがいの場合、日本ではなぜか統計上も肯定的な結果になります。
(TV番組における医師の解説より)
体外に、うがいにより吐き出す行為が、メンタル的な作用も加わるためではないか?
ウィルスなどが体内に入る絶対量が抑えられるため、その効果もあるのではないか?
という解説がされていましたが、はっきりした根拠は、今のところ不明のようです。
私個人としても、鼻うがいは、鼻づまり状態がとても改善されるため、
おすすめの知恵だと考えます。メンタル的にも確かにプラスになります。
鼻うがいは、こんな人におススメ
②アレルギー性鼻炎の人
③蓄膿症
④ニオイに関係のあるお仕事の人
⑤声を使うお仕事の人
⑥食を楽しみたい人 ・・・など
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私はダストアレルギーと花粉症があるのですが
特にアレルギーが発生した時、くしゃみ鼻水が止まらなくなるのですが
鼻うがいをするとスゥーと楽になります。
また、日頃から鼻腔を健康な状態を保つのは、
香りやニオイを感じる必要のあるお仕事の人には大切な事です。
香りやニオイの感じ方が足りないと、その仕事の能率も下がりますし
食事は香りも含めて味なので美味しさがまったく違います。
そして鼻声になってしまっては発生に困難も生じます。
鼻がつまると、集中力も欠くものです。
仕事や日常生活の効率が下がる事は間違いありませんので
鼻うがいをするだけでメリットがあると感じる人は多いと思います。
鼻うがいの際の「痛み」対策はこれ!
台所仕事など、水を多く扱う方は「あか切れ」など手の
乾燥に悩まされている方意外と多いと思います。
肌は本来、自発的にうるおいを保つ成分を出せる機能がありますが
その大切な成分を、いつも水で流してしまうから乾燥してあか切れになります。
もしそこへ細菌が入ったら大変な事になりかねません。
鼻うがいも同様であり、健康を心がけるばかりに一生懸命やり過ぎて
粘膜や鼻腔内の大切な機能を傷つけてしまっては意味がありません。
「やりすぎは危険」 という事です。
本来なら・・
=沸かしてカルキ抜きしたぬるま湯+濃度0.9%になる量の塩
。
が、理想とのことです。
鼻うがいの具体的な方法は、コップに生理食塩水(ぬるま湯)を入れ、
それを片方の鼻の穴から吸い、口から出すことを、左右の鼻で行うわけです。
鼻に入れても生理食塩水がしみないのは、
体液と同じくらいの濃度だからです。
痛みを感じるなら、カルキ抜きするまではしなくとも
「食塩水」の利用だけでも痛みはなくなります。
免疫力を向上させたい場合、「神経質になり過ぎない生活を心掛ける」 考え方も
とても大切です。体には免疫力がありますが、気苦労はそれを低下させることになります。
冬場のライフスタイルとしては・・・
・日頃から内臓を鍛える「食生活」
・鼻がつまるようであれば「鼻うがい」
そしてあまり神経質になり過ぎない方が免疫力は失われないという意味で
・ストレスを貯めこまない「気楽な姿勢」
鼻うがい・・・まれにある危険
子供の頃プールの授業などで、
うっかり水が鼻の奥に入ってツーンとした経験は
ありませんでしょうか?
実はあれ危険なんです。
鼻の奥に入ってしまった水道水の中にわずかに含まれる
細菌が脳に感染して髄膜脳炎を起こすことがあるからです。
海外では、鼻うがいによる死亡例もわずか2例ながら存在しています。
鼻うがいにより、鼻の通りについては事実改善される