こちらのページでは、読書嫌いの人におすすめの読書感想文に最適な本をご紹介いたします。
読書感想文の 「裏ワザ」 的なアイデアでもあります!
読書が得意でない人の場合、いきなり本を読むのはハードルが高すぎます。
読書が得意でない人は、まずは耳から作品を聞いてみることです。
そのため、朗読版が聴ける読書感想文にピッタリの作品と、その朗読版を掲載してみました。
私の場合、小学生のころ読書感想文を書くのがあまりにも苦手で、読書が嫌いになってしまった思い出があります。
みなさんは、そのようなことにはないようにしてください。
ここで紹介する作品は、
有名な芥川龍之介さんの短編作品4つです。
短編ですから、読むのにそれほど時間がかかりませんし、日本人ならぜひ読んでおくべき作品でもあります。この機会に芥川作品の代表作に触れてみましょう。
『羅生門』芥川龍之介 読書感想文を読まずに書く
まずは、芥川龍之介の代表作である『羅生門』です。
人間の心理描写や、心のゆれを題材にした、とても考えさせられる作品ですので、ぜひ読んでおきたい作品です。
【あらすじ】
主人公が、荒れ果てた寺の門「羅生門」で一夜を過ごそうとしていた。すると、一人の老婆が、死体から髪の毛を抜き金に換えようとしているのを発見した。
主人公は、初めその行為を批判的に感じた。ところが、結局は、主人公もその老婆の着ていた衣服をはぎ取り盗み去っていった・・・
そのような行為をとるに至った人間の心理をどのように読者が解説するかが問われる作品です。
『羅生門』芥川龍之介 全文も読めます。⇒『羅生門』
『鼻』芥川龍之介 読書感想文を読まずに書く
次の『鼻』は、芥川龍之介の初期の代表作であり、夏目漱石が絶賛した作品としても知られています。
この作品は、人間のもつ「コンプレックス」や「他人の目を気にする習性」を題材にしています。
【あらすじ】
高名な僧侶である主人公は、自分の長い鼻を気にしていた。弟子のすすめる治療により一度は治ったが、かえって周囲から好奇の目で見られているように感じるようになった。
しばらくすると鼻は元に戻ってしまった。普通であれば、また弟子の教えてくれた治療をするはずであるが、治療をせずにそのままでいることを良しとした。・・・という物語です。
また、以下の動画は、紙しばいのようにストーリーに沿ったイラスト付きですので、理解もしやすいと思います。
『鼻』芥川龍之介 全文も読めます⇒『鼻』
『蜜柑』芥川龍之介 読書感想文を読まずに書く
次は『蜜柑』(みかん)です。
主人公である「私」が電車の中で見た光景を淡々と語るストーリーです。かなりの短編ながら、感想文を書くには、高度な感性が必要とされる作品です。
【あらすじ】
同じ電車に乗りあわせた、貧しく、汚く、教育のない若い娘の行動を、初めはただただ、さげすんで見ている「私」であった。しかし、踏切でその娘に手を振る幼い兄弟との光景を見ているうちに「私」は、何か気づきを得た・・という内容です。
『蜜柑』芥川龍之介 全文も読めます⇒ 『蜜柑』
『蜘蛛の糸』芥川龍之介 読書感想文を読まずに書く
ちなみに、以下は有名すぎるぐらい有名な『蜘蛛の糸』です。
どちらかというと小学校高学年生向けですので、中高生の感想文としては不適当です。
以下の動画で、約10分程度で聴き終わる作品ですので、読んだことのない人は「常識として」内容は知っておくべきです。
【あらすじ】
地獄に落とされた主人公が、天から救いの「蜘蛛の糸」をたどり、天国に向かって登って行く途中、下から何人も登ってきた。そこで、自分だけ助かろうとして「下りろ!」と叫んだとたん、蜘蛛の糸は切れてしまったというストーリーです。
『蜘蛛の糸』芥川龍之介 全文も読めます⇒『蜘蛛の糸』
読書感想文の書き方
読書感想文の書き方についてのアドバイスをこちらのページにまとめてあります。
※高校生からの構成編となっていますが、中学生にも十分役立つはずです。
本来、本は自分の興味のあるジャンルのものを読みたい時に読めばいいものです。冒頭でも述べましたが、読書感想文が嫌で、本を嫌いになることだけは避けたいものです。読書が好きになれば、たくさんの知恵を授かることができます。
では、ご健闘をお祈りいたします。(^o^)ノシ
読書が苦手という人は、まずは「耳」から内容を入れてみる
「読書感想文対策」
是非こちらのページをご覧ください
書きあがるまで、なんとか頑張ってください!(><)